2006年12月のイチ押し:City

Cityイギリスってのはそもそも天気の悪さで有名な国だけれど、中でもスコットランドは相当天気が悪い。冬場は特に、寒くて暗くて雨ばっかり。グラスゴー出身のトラヴィスが ”Why does it always rain on me?” と歌うまでもなく、殆ど毎日雨が降ったりやんだりしている。(ちなみに同曲のPVは、高校で記念撮影をしようとしたら突然雷雨が・・・っていうストーリーだった。まさにスコットランドの天気そのものだ。)そんなグラスゴーだけれど、もちろん年がら年中いつも曇りか雨ってわけじゃない。時には雪や雹も?もとい、青空だって拝めるのだ。

グラスゴーの空は、日頃灰色なことが多いせいか、晴れたときは突き抜けて青く、高く、清々しい。特に雨の後に日が差すと、水に濡れた石畳がきらきらと光を反射して、銀色の街と青い空とのコントラストが見渡せる。そんな貌を見せられると、背伸びをして大きく息を吸って体中を幸福感に満たさせて、どうにもこの街を愛さずにはいられなくなる。Cityは、そんなグラスゴーの青空のようなバンドだと思う。

近年エモというジャンルは流行らないのだろうか…いやそもそも、UKエモの旗手と謳われてきたようなバンドたち自身が常にそのカテゴライズを敏感に拒絶し、「ジャンル分けは必要ない。俺たちはロックだ」と頑なに言い張ってきた。Cityもまた、エモと呼んだら顔をしかめるかもしれない。でも別に、エモがお子様向けの色物だとは思わない。ロックにエモーションがあって何が悪いんだろう? Cityの高らかに歌い上げた誇らしげなメロディは、聴く者の心に素直に届き、爽やかに冴えわたる。そう、青い空のように。それがエモって呼ばれるのなら、それはそれでいいじゃないか。

メンバー: Philip(g), Steve(vo, g), Alan(d), Cameron(b)

MySpace URL : http://www.myspace.com/cityrock  

 

 
※2010/12/14追記
2007年、2008年とメンバー変更があり、2009年初めに惜しくも解散。Steveの歌声が聴けないのは今でもさびしいです。

 

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投稿日: 17/12/2006 | カテゴリー: イチ押し | パーマリンク 2006年12月のイチ押し:City はコメントを受け付けていません。.

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