2008年5月のイチ押し:The Harringtons

The Harringtons少年達がバンドを組んだ・・・
ザ・ハリントンズ 自ら名乗る愛称は『ザ・ハリーズ(The Harries)』 合言葉は『Aye!』*1

実のところは、これだけ読んだだけでファンになってしまった。―下手くそだったりするかもしれないが、こいつらの曲、絶対にクールだ。巷のバンドと違う音を聴かせてくれる。そしてメチャ楽しい演奏を聴かせてくれるに違いない。―そんな理由のない確信を瞬時に得たのは、もう何年も前にイギリスの音楽雑誌NME で The Libertines の小さな小さな記事を読んで以来だった。 次に曲名を見て笑った。なにせ『Fxxk the Harries』、『Bathgate』、『Party at Lewie’s』と続くのだ。もしかして地元を出たことのない高校生が遊びで始めただけの、野心とか無関係の部活バンドか?と。 最後に曲を聴いて・・・顔中が笑顔になった。身体中が笑顔になった。一曲目から虜になった。

実際に高校生であろう若干16~17歳と後で判明した、この少年達は一体どこから出てきたのか?スコットランドのエジンバラとグラスゴーの丁度真ん中にあるBathgate(バースゲイト)は所謂“the middle of nowhere” 、特に何もない不便なところで、冬になると東部エジンバラや西部グラスゴーでは雨なのに、バースゲイト辺りでは雪が積もり交通遅延の原因になったりしている。そんなバースゲイトの街の彼らの日常を曲にして、『退屈なとこさ、だってバースゲイトだもん』とか歌い*2、それでどうしてこんなに楽しい曲になるのか??曲の途中でボーカルのジョーダンが「タッ!」と掛け声をかける時、オーディエンスが嬉しくて反応して跳ねるのが目に見えるのだ。TheViewのカイル・ファルコナーの「タッ!」以来の、最高の「タッ!」だ。

もう少し日常から離れた題名の『Plastic』、『Look at Me』:今からしっかり聴いておこう。シングルリリースされる頃にはMySpaceのプレーヤーから外されるだろう。シングルを買った暁には即シンガロング出来るように準備しておかなければ ――そんな楽しい夢想が広がる。

フランス領マルチニークのロック、ズークを取り入れてホロウェイズが『Generator』で新鮮な風を吹き込み、最近ではFoals、Cajun DanceParty、Vampire Weekendなどが、様々なジャンルの音楽の影響を受けつつ、自由奔放な解釈で今の音を聴かせてくれている。「’XX年代の影響を受けた」という形容詞をレビューで読まないで済むのは有難いことだ。 でも夢中になれる音ってのは、有無を言わさぬ魅力があればいいのであって、たとえ斬新な実験が行われていなくても、流行りの傾向が押さえられていなくても、ジョーダンのボーカルが時にヨレようと(笑)、この点でザ・ハリントンズは圧勝なのである。

メンバー: Jordan, Elliot, Owen, Aaron

MySpace URL : http://www.myspace.com/theharringtonsx
BEBO URL: http://www.bebo.com/The-Harries

*1: スコットランド英語のYes!
*2: The View同様の愛嬌のある訛りがあることもあり、聞き取り違いがあったらご容赦ください

※2010/12/14追記
ブログでも取りあげてきたThe Harringtonsですが、OJことOwenがおそらく大学に進学してしまい、2010年に盟友Muzz君が加入するも活動をほぼ停止状態。四人揃ったライブをもう観れないのが残念でたまらない。そんなわけで四人揃った写真とライブビデオをここに特集。 かれらは2010年日本盤アルバムがリリースされたTango In The Atticの大ファンでもありました。Tangoのサポートで来日してほしかった!まだ若い四人ですから、これからの活動にも注目していきます!
TheHarringtonsLive TheHarringtonsOJ

Introducing Series 1: The Harringtons

Harringtons support Pete and the Pirates.

広告

eejitrecords について

イージットレコードは スコットランドと北アイルランドの インディー・ロックバンドを断然応援中!

投稿日: 17/05/2008 | カテゴリー: イチ押し | パーマリンク 2008年5月のイチ押し:The Harringtons はコメントを受け付けていません。.

コメントは受け付けていません。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。